データ予想 須田鷹雄
一本かぶりの馬をチェック! 狙い目は逆らう予想で高配当


6月14日のWIN5は、的中2口で2億円台の高額配当となった。
その原因を作ったのが、単勝万馬券となった三宮特別のテイクファイア。しかし本当の原因は、単勝1.5倍で2着に敗れたブルドッグボスである。

単勝1倍台になるような人気馬は、WIN5でも極端に人気が集中しやすい。単純フォーメーションで買う場合、そこを1点で突破すれば他レースの買い目を増やせるので、なおさらである。
ただ、その馬が負け、かつ人気薄の馬が勝つとWIN5の配当は大きく跳ねる。

この三宮特別でも、勝ち馬の単勝支持率が0.7%だったのに対し、WIN5の残存率は0.4%。馬券以上に売れていなかった。一本かぶりの人気馬を買う一方で他レースを穴で行く、というのも確かに戦略ではある。
ただ資金力のある方ならば、あえて一本かぶりの馬に逆らうのも選択肢だ。それが正解になれば、配当は確実に大きくなる。

そこで知っておきたいのが、「一本かぶりの馬が負けやすい条件、負けにくい条件」である。前者に該当するケースでは、思いきり穴狙いしてみたい。

今回データ採取の対象としたのは、2005年の初めから2015年6月14日までの10年半。WIN5の対象になることがない2歳新馬・未勝利や3歳未勝利戦を除き、単勝1倍台に支持された馬を集めた。該当馬は、延べ3700頭いる。

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