現役パチプロ・アンドレ「パチンコ事情」最前線!!
第13回 「パチプロはなぜ負けても平気なのか?」
データ表示機をポチポチしながら「よし! この台が良さそうだ」と、もっともらしい台選びをしてるフリをして若い女性の隣にシレッと座るおじさん。そんな中年にはなりたくないと思っていたのに、すでにオッサンのパチプロ・アンドレです。
「パチプロ」の定義はいろんな見方があります。打つ技術が上手いか下手かの基準はさておき、パチンコで勝ったお金で生活している人を「プロ」と呼ぶのが一般的。自分で「俺はパチプロだ」なんて名乗る人はあまりいませんが、わしもそのパチンコ生活者の一人です。
「パチプロ=常に勝つ人」が世間の認識だと思います。とはいえ、例えプロでも百戦百勝とはいきません。勝率だけで言えばわしの場合は7割弱です。つまり3回に1回は負けているんです。意外に大したことありませんよね。
それでも収支的には、平均負け額よりも平均勝ち額のほうが大きいので、何とかやっていけています。……が、最近はそうでもなくなってきました。
パチプロになって20年以上が経ちますが、ずっと7割をキープしていた勝率がここ数年で急落。今年に限ってみれば5割も危ういほど。ちょっとピンチです。いや、かなりヤバイかも。
過去には大スランプや機種の移り変わりでそんなピンチは幾度となくありました。それを乗り越えてこそのプロなので、基本通り「勝てる店、勝てる台探し」に奔走して頑張ろうと思っている日々です。
さて、パチプロでも人並みに負けることがあるのはおわかりいただけたかと思います。しかし「負け」に対する意識は、プロ独特のものがあるかもしれません。今回はそのあたりをお話してみたいと思います。
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