――どんな部分が?
峯岸:香月ってみんなが仲良くやっているのが、一番良いっていう平和主義な子なんです。私のAKBでのポジションも、そんな感じなんです。自分から行動を起こすわけでもないけど、みんなの中心に紛れて何となく事をうまく運ぶ……中間管理職っぽいというか(笑)。そんなところが近いのかなって。
――現場は女子が多かったと思いますが、AKBの雰囲気とは違いましたか?
峯岸:AKBって、みんな、サバサバしているんです。でも、今回の映画のメンバーって“好きな男子のタイプは?”とか恋バナとかして、本当の女子高みたいでした。
――御自身の高校生活を思い出したりしましたか?
峯岸:高校生のときから仕事をしていたので、友達とイベントごとをやった思い出が全然なくて……。23歳にして、こんなにも楽しいものだったんだって。高校生に戻りたいなって感じたくらいでした(笑)。
――劇中、涙を流すシーンが、何か所かありましたね。
峯岸:あれはガチです! 目薬は使っていないです(笑)。共演した子からも“涙を流すタイミングが完璧だね”って褒めてもらったくらいでした。自分で言うのもナンですが“涙女優”っていいなって(笑)。
――本番で涙が自然と出るまで待つって話もよく聞きますけど……。
峯岸:元々、涙腺が弱いんです、私。いつもはカラコンを入れているんですけど、映画に掛ける本気度を見せようと思って裸眼で撮影に臨んだので、目が乾きやすかった……っていうのもあったのかもしれません。
――そんな裏話もあるんですね。
峯岸:でも、気持ちはちゃんと入っていました! 山本浩貴監督からも“気持ちさえあれば、涙は流れなくていいよ”って言われたんで、それで気負うことなくできたのかな。
――なるほど。ところで、峯岸さんと言えば、現在、放送中の『ライザップ』のCMが話題ですね。
峯岸:最初にオファーの話を聞いたときはおもしろそうだなって思ったんですけど、同時に“私ってビフォー枠なんだ”って、ちょっとショックでもありました。でも、こういうきっかけがないと、本気でがんばれないから、すごく前向きな気持ちでやりました。
――2か月で4.9キロの減量に成功されたんですよね。AKBのメンバーの反応はどうでした?
峯岸:すごく応援してくれたんです。食事に行くときも、私が食べていいものがあるお店を選んでくれたり。私の前では、食べてはいけないものを一緒に食べないようにしてくれたり。“みぃちゃんといるとダイエットになるからいいや”って。
――メンバーの愛を感じますね。スタイル抜群に変身されましたが、ほかに効果はありましたか?
峯岸:毎日がクリアでした、すごく。脳もスッキリしていたし、胃に物が残っている感じが、その2か月間は一切なかったんです。お酒を飲んだ翌日もむくみはなかったし、肌の色もすごく白くなったんです。
――グラビアのお仕事に対して、意欲が出てきたんじゃないですか。
峯岸:どうですかね。需要があれば……(笑)