「SMAP崩壊の衝撃的瞬間」を、週刊文春記者が激白!の画像
「SMAP崩壊の衝撃的瞬間」を、週刊文春記者が激白!の画像

「僕がSMAPの崩壊を実感した日は、昨年の12月30日、紅白歌合戦の前日リハのときですね」と語るのは、『週刊文春』記者の鈴木竜太氏だ。今年、芸能人たちが地震よりも雷よりも恐れた文春は、年明けのベッキーの「ゲス不倫」に始まり、数々のスクープを連発。ベッキーが命名した「センテンススプリング」は社会現象になるほど話題になり、「ゲス不倫」は先日、流行語大賞のトップ10入りも果たした。

 そんな文春は、大晦日で解散するSMAPの動向も報じてきたのだが、先日、編集部からムック本『週刊文春記者が見た「SMAP解散」の瞬間』が発売された。その筆者の鈴木記者が、今回、本誌に登場。週刊誌記者が別の週刊誌で語る、オキテ破りのインタビューをお届けしたい。

 今だから言えることですが、と鈴木記者は話す。「今年1月13日にスポーツ紙で一報が報じられたSMAP解散騒動ですが、僕らは昨年の6月頃から、“SMAPがジャニーズからの独立に向け動いている”という情報を入手し、水面下で取材をしてきました。しかし、それほど大きな動きもなく迎えた紅白、衝撃の場面に出くわしました。チーフ記者がNHKホールの喫煙所でタバコを吸っていると、香取慎吾と草なぎ剛が入ってきたんです」

 愛煙家の香取と、タバコを吸わない草なぎ。車好きの草なぎが香取にしきりに話しかけ、香取は気のない返事をしていたという。「でも2人は、本当に仲が良さそうでしたよ。しばらくしたら、そこに木村拓哉が入ってきたんです」

 香取、草なぎは一瞬、木村を見て、すぐに目をそらしたという。木村は一瞥もくれない。「これまで大きな声で話していた草なぎは声のボリュームを落とし、ついには黙ってしまった。木村はずっとスマホを触ったまま。喫煙所は、その緊張した沈黙が3分間も続いたんです」 すでに崩壊していたメンバー間の関係が、記者の眼前で露になった場面だった。

「そのあと行われた記者会見で、リーダーの中居正広はメンバー愛を語りました。その直後、台湾の記者から翌年の抱負を聞かれた木村は、“来年は何が起きるか分かりません”と答えたんです」

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