大場久美子さんとの対談・後編です。前回はいつも笑顔でエネルギッシュな大場さんに「悩まないコツ」を教えてもらいました。すべて即座に自分の直感で決める迷うことがなければ、悩むこともない。そんなブレない判断力の根本には、「困っている人がいたら困っていない人が助ける」といった大場さんの優しさがありました。はたして今回は、どんな展開になるんでしょうか!?
大場「私ね、10代の頃から芸能界にいるけど、いまだに業界の仕組みがよく分からないの」
ゆま「というのは?」
大場「そうね~。昔、こんなことがあったの。ホテルのディナーショーで、私は厨房を通ってステージに向かう段取りだったのね。当然、厨房では料理をされているワケだから、私たちは“お邪魔して、すみません”ってなるじゃない?」
ゆま「そうですね」
大場「ところがそのとき、ディナーショーのスタッフの方が私を通そうとして、料理人の方に“どけ!”と言ったの。考えられないでしょ? 芸能人はエラい、という考えがあるから、そんな態度をとってしまったんだと思うの」
ゆま「確かに……」
大場「私はそういうのがすごくイヤ。たとえば、こういう対談のときも、よく周りのスタッフの方は“立って”いるでしょ。スタッフは芸能人の前で椅子に座るなんて失礼……そんな風潮があって、これもおかしいよね。だって、みんな、同じ人間。平等でしょ?」
ゆま「そうですよねー。私も気をつけなきゃ。そういう当たり前のことを私も忘れていた気がします……」
大場「あら? こんな真面目な話で良かったの!? もっと面白い話をしなきゃ。ねえねえ、こういうソファに座っていると思わず、したくならない?」
ゆま「えっ? 何をですか?」
大場「当然、グラビアポーズよ~。ソファに後ろ向きに座って、振り向いて笑顔! ゆまちゃんもやっていたでしょ~」
ゆま「は、はい(笑)。大場さん、すごく自然にやってのけますね」
大場「若い頃はアイドルだからね! 何百回とやったからね~。で、不思議と一度身についちゃうと、何歳になってもできちゃうものなのよ(笑)」
ゆま「へえー! 大場さんは、2年ほど前に“35年ぶりの水着姿”も週刊誌で披露されていますよね」