ものは試しと、今回は後者を選択。加熱剤を袋にセットし、白飯とカレーのパウチを入れて水を注ぐと、急激に沸騰し始める。これだけで、理科の実験のようで楽しい! 「コンビニ袋があれば、1枚かぶせておくだけで温め上がったご飯のツヤが違います。これは覚えていて損はないですよ」(江田氏)

 20分ほど待って、試食。最初に、どう考えても安全パイのカレー×マヨネーズを試す。ただのマヨでは芸がないので、パンに塗って焼くツナマヨを選択した。「これは間違いないですね。マヨネーズの酸味が、ちょっと甘口なカレーと合いますし、ツナの脂分でコクも加わります」(江田氏)

 カレー×マスタードも、同じように酸味がプラスされてコク深い味。しかし、意外だったのは、ここにタバスコを混ぜたときだ。「あれ? 全然違う……インドカレーみたいです!」と声を上げたのは、本誌編集部員のK。試してみると、確かにピリッとした唐辛子の味が引き立ち、ちょっとトマトっぽい雰囲気も加わって、かなりアリだ。今回使ったマスタードは粒なしのタイプ。よく肉料理のつけ合わせにも出るので、カルビ×マスタードの組み合わせも試してみたが、こちらも甘辛さと酸味がマッチして美味しい。

 さらに意外だったのが、カルビ×きのこポタージュスープの素だ。少量振りかけ、よく絡めて食べると、スープのミルキーさとキノコの風味が不思議とマッチ。洋風の味になった。「ミートソースっぽい、不思議な味っす。たぶんポタージュの乳成分が粉チーズ代わりなんですね。クセになります」(編集部員K)

 カレー、カルビの濃い味メニューは、今のところ問題なし。問題は残る一つだ。「すき焼きハンバーグは難関ですね。ただでさえ、すき焼き×ハンバーグの組み合わせメニューなうえ、この3品の中では比較的薄味ですし……」(江田氏)

 もとの味が消えてしまっては本末転倒。かといってネギやゴマは当たり前すぎる……と、悩んだ末、お茶漬けの素×すき焼きハンバーグの組み合わせを選択。少量をすき焼きの出汁によく溶かしてみたところ、海苔の風味とほのかな塩味が、すき焼きの甘みにジャストミート。あられのポリポリ食感も相まって、これはいける! いけるぞ!

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