■「日本一はつよぽん」

 草なぎは、9月に公開される主演映画『ミッドナイトスワン』の監督の内田英治氏と6月22日発売の『週刊文春WOMAN』(文藝春秋)で対談した。

「記事によると内田氏は、『パッチギ!』や『HANA-BI』など多くの作品で撮影を担当した、映画カメラマンの山本英夫氏と“日本でいい役者といえば?”との話になったといいます。これに山本氏は“つよぽんでしょ?”と即答したそうです。日本一多忙な映画カメラマンとも言われる、山本氏からナンバーワンの評価されるなんて凄いことですよね」(前出の女性誌記者)

 このように、草なぎの演技力を評価する声は少なくないという。

「2014年に亡くなった高倉健さんは、遺作となった主演映画『あなたへ』で草なぎと初共演をはたしました。2018年2月20日発売の『週刊朝日』(朝日新聞出版)によると、草なぎの出演は、健さんが推した結果だといいます。撮影に入ってからも“(自分の胸をたたいて)ここを持っていないとだめだよ、草なぎちゃん”“目だよ、目。役者は目が大事だよ”と健さんはマメにアドバイスをしていたそうです。

 2016年1月21日発売の『週刊新潮』(新潮社)で、メリー喜多川氏が2009年に草なぎが公然わいせつで逮捕された際、健さんから“彼(草なぎ)も悪い子ではないと思うので許してあげてください”との手紙が届いたと明かしています。初共演の前から健さんは、草なぎのことを気にかけていたようです。健さんにとっても、念願の共演だったでしょうし、ついいろいろ教えたくなってしまったのかもしれませんね」(映画誌ライター)

『あなたへ』で高倉健さんは、第25回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞の主演男優賞を受賞。2012年12月28日行われた授賞式は欠席し、代理で草なぎが登壇した。

「授賞式で草なぎは、健さんのメッセージを代読するという大役を務めました。草なぎによると、当日の朝に健さんに電話したところ“悪いね、頼むぞ。お前が代表して行ってきてくれ”と頼まれたそうです。共演回数こそ少なかったですが、授賞式の代理を頼まれるとは、そうとうの信頼と絆を勝ち得ていたのでしょう」(前同)

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