■今、期待の芸人は?
そんな審査員も務めた3人に、蛍原が最近注目している芸人について質問すると、礼二はニッポンの社長、富澤は事務所の後輩でもあるランジャタイ、塙は『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)の「おもしろ荘2021」で優勝したダイヤモンドの名前を挙げた。ニッポンの社長とランジャタイは『アメトーーク!』にも出演したことがあり、ランジャタイは出演時にスベリ倒していたため、蛍原は「あいつら無茶苦茶やねん」と言うと、富澤は「あれが決勝とかに来たらどう評価されるのかなって、ちょっと見てみたい」と期待していた。
3組の仲の良さや『M-1』裏話に、視聴者からは「漫才サミットの話面白かった」「おじさんたちがわちゃわちゃしてるのは本当にかわいい」「この3組のトークずっと見てたい」「ステージに立つ芸人も必死だけど、審査員も大変だ」「M-1の審査員の話題になるとまじめに考えててみんな顔がキリッとするのがかっこいいな」「裏話面白かった。興味深い」「審査員の話になって、そういえばこの人達すごい人だったなって途中でハッとしたw」など、さまざまなコメントが上がった。
昨年末の『M-1』で優勝したマヂカルラブリーは、今年に入ってからもバラエティ番組でひっぱりだこ。4月からはレギュラーのラジオ番組『オールナイトニッポン0(zero)』(ニッポン放送)もスタートした。また決勝で2位だったおいでやすこが、3位の見取り図、4位の錦鯉、5位のニューヨークなども売れに売れている。マヂカルラブリーの決勝ネタは評価が分かれたが、富澤は「漫才はいろんな形があっていいし、だからこそ新しい形が生まれ、進化していくんだと思う」と、マヂカルラブリーに票を入れていた。一夜にして芸人たち運命を変えるかもしれない『M-1』、審査員にも相当な覚悟が必要なようだ。