■“非・円満退所”の山P出演のためのギリギリの落としどころ……

『ドラゴン桜』には、ジャニーズのKing&Prince(キンプリ)に所属する高橋海人(22)がメインキャストとして出演している。

「“ポスト”として、ジャニーズ事務所の期待を一身に背負うキンプリの高橋が出演しているわけですから、昨年10月に退所したばかりの山下に、さすがに堂々と出られると困る、ということはあったでしょうね。山下はジャニーズ事務所を“円満退所”したとは決して言えないですからね」(前出の芸能プロ関係者)

 山下は2020年8月、『文春オンライン』で未成年女性との飲酒・お持ち帰り疑惑が報じられ、芸能活動自粛の処分を受けていた。そして、その自粛期間中にハリウッド映画の出演オファーが舞い込み、これを受けるために自粛期間中にフェイドアウトするように退所に至ったと言われている。

「山下の退所が急きょ決まったため、コロナウイルスのため発売延期状態だったKAT-TUN亀梨和也(35)とのユニット・亀と山Pのアルバムがお蔵入りになっています。ジャニーズが被った損害は甚大です。山下の常識を欠くようなあまりに強引な退所に、当時、ジャニーズ事務所の上層部は怒り心頭という話でしたね。

 しかし、ジャニーズサイドが山下を『ドラゴン桜』に出演させないように動くことはできません。2019年7月、新しい地図の件でジャニーズ事務所には公正取引員会の注意が入っていますからね。

 以来、ジャニーズ事務所が退所したタレントに圧力をかけるようなことはなく、かつ、そう受け取られる可能性も徹底して排除しているといいます。今回、『ドラゴン桜』に山下だけが出なかったとなれば、圧力をかけたと思われかねない。

 そんなせめぎ合いの中でのギリギリの落としどころ、妥協点が“声のみ”の出演だった、と言われていますね」(前同)

 声のみの出演ではあったが、出演シーンは瞬間最高視聴率を記録。山下はしっかりと存在感を示したようだ。

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