■AG契約芸人に待ち受けるのは「退所」か「専属契約」か!?

 1月15日付の『FRIDAYデジタル』の直撃取材に応じた近藤は、自身のエージェント契約について「ちょうどいろいろチャレンジしてみようと思っていたタイミングだったので、自分から選ばせていただきました。エージェント契約が合わなければ、マネジメント契約に戻せばいいだけの話ですから」と説明していた。

「春菜さんは『スッキリ』(日本テレビ系)卒業後、コンビの仕事も増えていて、以前と変わらず活躍しています。現在は、吉本ではない別のプロダクションにマネジメントを任せているそうですが、今年いっぱいを目途に、吉本とエージェント契約から再び専属契約に戻すとささやかれていますね」(バラエティ番組関係者)

 前出の『ワイドナショー』で、ダウンタウンの松本は加藤が吉本とエージェント契約を結ぶときに「少しお手伝いをした」と明かし、「エージェント契約にもいろんなやり方があって。このやり方だと、どうやら吉本が実がなさすぎるというかね。みんながこの契約をしたら吉本つぶれちゃうよ、みたいなんですよ」ともコメントしていた。

「松本さんが話した内容はかなりリアルな実情で、エージェント契約を運用してみて明らかになったのは、タレントの取り分だけがよくなる一方、吉本サイドの負担はこれまでの専属契約とあまり変わらないということ。そのため、吉本サイドとしては今後は基本的にはエージェント契約を結ばない意向だとも聞こえてきています」(前同)

 吉本を退社したお笑いコンビ・元ハリガネロックのユウキロック(49)は、3月20日付の『文春オンライン』のインタビューで「エージェント契約の人はいずれ“退所”か“専属契約”のどちらかの選択を迫られるときがくる」と語っていた。

「たむけんさんもエージェント契約を結ぶ際に、吉本サイドから“もしアカンかったら、『エージェント辞めてマネジメントに戻ってきてもいいよ』っていうお話もいただいていたので”と言われたとインタビューで話しています。たむけんさんはこの秋にも契約更改だといいますが、そこでどのような話し合いが交わされるのか関係者の間でも注目が集まっています。エージェント契約がそのままの形で継続されるということはないのではと見られていますね……。そうなると、友近さんらの今後にも大きな影響が出てくるでしょう。

 ただ、今回の天竺鼠・川原さんの職域接種が受けられなかったという話は、エージェント契約の芸人がどのような扱いなのかがあらためて明らかになった、象徴的な例なのではないでしょうか」(同)

 たむらをはじめ、エージェント契約を結んでいる芸人たちは契約更改にあたってどのような結論を出すのだろうか――。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4