■残る2つの不安要素

 18年の『Booking.com Traveler of the year表彰式』では、デヴィ夫人(81)が「監督さんによっては、いろいろなところを撮るんですよ。実際使われないのに。それが非常に不満ですね。10いくつシーンを撮って、使われるのが4つくらいって、もう頭に来ます」とコメントしていたこともあった。こちらの場合、怠惰というよりスタッフの熱意が高すぎた結果の不満だろう。

「『イッテQ』は、こうしたスタッフの不評にくわえ、あと2つバラエティ王者崩壊の予兆を抱えているんです。1つは8月15日の放送でも言及されていましたが、タレントの高齢化問題ですね」(前出の専門誌記者)

 15日放送の回ではイモトアヤコ(35)が第1子を授かったことを報告&祝福すべく8月上旬にイモト、ウッチャンナンチャン内村光良(57)、宮川、出川、森三中いとうあさこ(51)らが緊急招集されたVTRが紹介されたが、この際に内村は、

「重大なお知らせがあります。レギュラーが歳を取り過ぎている」

 とメンバーの高齢化が深刻であることをネタにした。森三中の大島美幸(41)は「大輔さんが50歳になったら、50代が一番多い」と発言すると、改めてメンバーの年齢がテロップで表示される演出もあり、内村も「ここ(出川と内村)があと3年で還暦」「非常に需要な問題」としていた。

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