■新生“ドリフ番組”がまさかの快挙!

『ドリフに大挑戦』は世帯視聴率で9.4%を獲得。同時間帯に放送されていた裏番組『ザ!鉄腕!DASH!!(鉄腕ダッシュ)』が11.1%、『世界の果てまでイッテQ!』(いずれも日本テレビ系)が世帯10.1%ということで、世帯視聴率では劣ってしまった。

「『ドリフに大挑戦』は世帯視聴率こそ『鉄腕ダッシュ』と『イッテQ』に負けてしまっていますが、驚くのはコア視聴率です。

 ドリフといえば『ドリフ大爆笑』や『8時だョ!全員集合』(TBS系)とテレビ史に残る名番組を作って国民的グループとなったものの、全盛期は昭和です。また、志村さんは亡くなる直前まで『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ系)や『志村けんのバカ殿様』(フジテレビ系)と第一線で活躍していたものの、いかりやさんが亡くなって17年も経ち、5人揃っての活動は、長らく行なわれていませんでした。

 全盛期と比べて、“ドリフブランド”のパワーが落ちていると思われていた中で放送された今回の『ドリフに大挑戦』だったのですが、コア視聴率は6.8%という高視聴率を獲得したんです。これは、『鉄腕ダッシュ』のコア視聴率6.0%を上回るもの。さらに『イッテQ』の7.4%にも肉薄するという大善戦を見せたんです。年配の人が見るであろうと思われたドリフの番組が、驚くようなコア視聴率を残したと言えます」(制作会社関係者)

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4