■自身の所属事務所を「最悪な事務所」扱い

 今年3月10日の放送回では、極楽とんぼ加藤浩次(52)が、吉本興業との専属エージェント契約が解除されることについて取り上げられた際、小木は牙を剥いた。

「小木は、加藤と吉本興業の関係を“ラーメン屋ののれん分け”にたとえて、“自分の好きなようにやって、上にも反旗をひるがえして。上の言うことも聞かない。そうなったら上も怒りますよ”とし、吉本興業が加藤を“そりゃ干しますよ。これからつぶしますよ”とコメントしました。

 近藤の“もみ消し”と同様で、芸能事務所がタレントを“干す”とか“つぶす”というワードもあまりにも過激。今は、公正取引委員会が、芸能プロダクションとタレントの関係を注視していて、それこそ芸能プロがタレントに圧力をかける、仕事の機会を奪うなんてことがあれば、公取からは注意などでは済ませない。

 だから、そんなことはどの事務所も絶対にしないのですが、小木の発言は、それが“裏ではある”ということを示唆するもので、過激を超えて、暴走と言えるものでしょうね」(前出の夕刊紙記者)

 小木の鋭すぎる舌鋒の矛先は、身内にも向けられたことがある。2020年12月放送回では、同月3日に渡部が都内で開いた“謝罪会見”の話題を取り上げた。

 そこで会見を取材した島田薫リポーターが、渡部のマネジャーが会見場に姿を見せたのが開始5分前で、事務所の専務は会見前に来ていたものの、「どこにいるかわからず、私たちはコンタクトが取ることができなかった」との状況を振り返った。

「おぎやはぎは、渡部と同じ人力舎の所属ですから、言うならばこのときは身内の対応のマズさが触れられたわけです。しかし、小木はそれでもお構いなし。島田リポーターの話に対し、“最悪な事務所ですね。そんな事務所あります? いまどき”と自身の所属事務所を皮肉る発言をしました。所属事務所すら敵に回す発言をするわけですから、もう小木に怖いものはないのでしょう」(前同)

 小木は、今年3月22日に放送されたバラエティ番組『万年2番手だった麒麟川島が転生したら千鳥おぎやはぎ山里を従えるメインMCだった件』(テレビ東京系)で、『バイキング』での自身の毒舌について「そろそろやめなきゃなと思ってる」と話した。

「小木は『バイキング』での毒舌を控えるような話をしていた割に、11月24日の放送でバッハ会長を“中国の犬”呼ばわりしていた。頭では分かっていても、毒舌を自制することはできないようですね。ですので、これからも『バイキング』では、どんどん超過激発言が出てくるのではないでしょうか」(同)

『バイキング』スタッフのヒヤヒヤが止まる日は来るのだろうかーー。

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