■視聴率20%の黄金期から一転……裏番組にボコボコ惨敗!
『金スマ』はかつて、20%近い視聴率を取る超人気番組としてTBSの金曜ゴールデンに君臨していた。
「しかし、最近では視聴率が深刻低迷していて、たとえば11月19日の放送回は世帯7.7%、コアは1.8%しか取れていません。裏番組の『金曜ロードショー』(日本テレビ系)で放送されていた『アナと雪の女王2』は世帯11.7%、コア8.3%と、ディズニーの超人気映画に負けるのは仕方ないとしても、フジテレビ系の『爆買い☆スター恩返し』も世帯9.2%、コア3.8%という数字を獲得しており、『金スマ』は惨敗しています。
また『金スマ」は、11月26日放送回も世帯6.8%、コア2.7%という低い数字。裏番組の『金曜ロードショー』の『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』が世帯9.2%、コア5.7%、テレビ朝日系の『マツコ&有吉かりそめ天国』が世帯9.1%、コア3.5%だったので、この日も他局に完敗していました」(前出の制作会社関係者)
かつて、TBSの金曜ゴールデンといえば19時台の『爆報!THEフライデー』、20時台の『ぴったんこカンカン』、21時台の『金スマ』と人気番組が目白押しだった。
「金曜の夜は“TBSの1人勝ち”と言われるほどの圧倒的な強さを支えていた3番組ですが、ここ数年は深刻低迷が続けていて、『爆報』が3月、『ぴったんこカンカン』が9月にそれぞれ終了しています。
こうした流れもあり、“『金スマ』ももう役割を終えている”という声もかなり出ていますね。“番組の構成が古く現代感がない”といった指摘もありますが、それが顕著に出ているのが、現在、テレビ各局が最も重視している13歳から49歳までのコア視聴率ですよね。要は、若い視聴者が見ていないんです。
ゴールデンの番組で、コア1%台はちょっと話にならないボロボロと言える数字。長寿番組ですから今後の伸びしろも期待できず、まさに瀕死の状態にあると言えるでしょうね……」(前同)