■「松ちゃん、平場バリ強いんすよ。レベル違う」

 さまざまな世代の有識者がテレビ番組について語る、年始恒例番組『あたらしいテレビ2022』(NHK総合)が1月1日に放送された。

 今回はかまいたちを進行に迎え、テレビプロデューサーの佐久間宣行氏(46)、『水曜日のダウンタウン』などの演出を手掛けるTBSの藤井健太郎氏(41)、さらば青春の光森田哲矢(40)、BiSHセントチヒロ・チッチらが出演。

 森田は藤井氏らとの対談の中で、ダウンタウンについて「あの人たちがまだ現役で君臨している限り、僕らも全然まだまだというか。こんなこと言ったらあれですけど、松ちゃん、平場バリ強いんすよ。レベル違う」と熱弁。これに藤井氏も「打率8割打者」だからと、松本の面白さについて語った。

「お笑い賞レースの常連で、芸人界でも評価が高い森田さんも、松本さんに大きく影響を受けていいると明かしています。そんな森田さんが“結局、平場のトークでも松本さんが最強”だと力説したわけです。『水曜日のダウンタウン』で一緒に仕事をしている藤井さんも、スタジオで微妙な空気になった際、松本さんに任せたら8割の確率で笑いを取ってくれると信頼を置いている。

 スタジオが静まり返ったとき、困ったときに出演者やスタッフが松本さんを見て“落としてくれ”と願うと、しっかりとオチをつけて笑いを取ってくれるというわけです。58歳にしていまだに平場最強なのが松本さんであり、ダウンタウンということですよね。

 今回の年末年始特番では森田さんが言った“松ちゃん、平場バリ強いんすよ”が証明されたと言えそうです。ダウンタウンとウッチャンナンチャンの存在感と格、重みと面白さをあらためて実感させられたというテレビマンは少なくないでしょうね」(前出の民放キー局ディレクター)

 年末年始特番や改編期の大型特番などでは、テレビ局間、番組間で、ダウンタウンとウッチャンナンチャンの争奪戦があと数年は続いていきそうだ。

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