メジャーリーグMVPの二刀流・大谷翔平「諦めきれない気持ちがそうさせてくれる」、将棋四冠・藤井聡太「竜が空に勢いよく昇るように」…「歴史を変えた!」天才の名言25選の画像
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 栄光をつかんだ2人の若き勝負師。挑戦を続けるその言葉には、困難に立ち向かうヒントが隠されている!

 日本人初となるメジャーリーグでの満票MVP受賞に、史上最年少での四冠達成。昨年、コロナ禍で沈みがちな日本人を勇気づけてくれたのが、大谷翔平(27)と藤井聡太(19)という2人の若者だ。

 今回は、“令和のニューヒーロー”が残した珠玉の名言を振り返ってみたい。

 まずは、昨年、二刀流を“完全解禁”した大谷から。打者としては最後まで本塁打王を争い、最終的にア・リーグ3位となる46本のホームランを放った。前半戦で33本を放ったことで、後半戦は相手から徹底マークされたが、〈後半のほうが数字は残らなかったんですけど、バッティングとしては洗練されてきている〉(『Number』21年11月18日号)と、本人は充実感を口にしている。

「厳しい攻めや勝負を避けられての四球が急増する中で、後半戦に13本のホームランを打ったことに、“スキルアップした”と自信を深めていました。ただ、先の『Number』では“ホームラン王を獲りたかったちゃあ、獲りたかった”と本音も聞かれましたが(笑)」(スポーツ紙メジャー担当記者)

 投手としては〈ピッチャーとして本当の復帰という意味では今年だと思っていた〉(NHKスペシャル『メジャーリーガー大谷翔平 2021年の超進化を語る』21年10月14日放送)と、決意のシーズンだった。

「18年にメジャーデビュー後、翌シーズンにトミー・ジョン手術を受けて、20年は開幕から登板はわずか2試合。それも、両試合とも、早い回にノックアウトで終わっています。ほぼ2年間、マウンドから遠ざかっていたんですが、21年はリアル二刀流として完全復活。それを支えたのは、大谷選手自身のコンディショニング・トレーニングへの意識の高さでしょうね」(メジャーリーグ評論家の福島良一氏)

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