NHK朝ドラ『カムカムエヴリバディ』第三部の“るいロス”回避、深津絵里が川栄李奈のひなた編でも出演し続ける朝ドラ事情とはの画像
※画像はNHK『カムカムエヴリバディ』番組公式ホームページより

 NHKの連続テレビ小説カムカムエヴリバディ』が、2月7日の放送で三部作のラスト、ひなた編が2週目を迎え、いよいよ深津絵里(49)から川栄李奈(26)へのヒロイン交代が近づいてきた。

 2月7日の放送では、ひなたはまだ小学生時代で、新津ちせ(11)が演じている。ここまでは大の時代劇ファンであるひなたが、自分にとっての聖地である太秦映画村に遊びに行き、そこで英語を話す美少年・ビリーと出会ってひと目惚れをする。そのときにまったくコミュニケーションがとれなかったひなたは、自分も英語が話せるようになりたいと、ラジオ講座で英会話を勉強し始めるのだが……といった内容だった。

 今はまだ小学生のひなただが、予告によると今週中に高校3年生になり、川栄李奈が本格的にヒロインとなる。三世代にわたる物語もいよいよ終盤なのだが、ここにきて朝ドラファンの間で心配されているのが、るい・深津絵里が見られなくなってしまうのではないかということ。いわゆる“るいロス”だ。

 るいを演じた深津は、今作でなんと13年ぶりの連続ドラマ出演。それだけにファンの間での渇望感は強く、深津に対する期待度は高かったのだが、深津は見事に期待を上回る演技を見せてくれた。

 なによりも圧倒されたのは、初めて18歳のるいとして登場したシーンだろう。実年齢49歳の深津が18歳のるいをどう演じるのか注目されたのだが、画面に出てきたるいは、まさしく18歳。その自然な若々しさも話題になったが、母親の安子(上白石萌音/24)への複雑な思いやジョー(オダギリジョー/45)との恋愛模様をさりげない立ち居振る舞いで表現してしまう、高い演技力に朝ドラファンは驚いた。安子以上にるいファンが急増したのだ。

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