■「すき家CM出演」で庶民派路線へ

 前出の芸能プロ関係者が続ける。

「石原さんはこのところ、主演ドラマが立て続けにコケてしまっていますよね。そこが関係しているのではないかと言われています」

 石原が主演を務めた2016年10月クールのドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)は、平均世帯視聴率12.4%(すべてでビデオリサーチ調べ、関東地区)、2018年1月クールの『アンナチュラル』(TBS系)は平均11.1%と2ケタ超えを記録。

 しかし、『アンナチュラル』以降の主演ドラマ『高嶺の花』(日本テレビ系)、『Heaven?〜ご苦楽レストラン〜』(TBS系)、『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(フジテレビ系)、『恋はDeepに』(日本テレビ系)は、いずれも平均視聴率が1ケタ台で“4連敗”を喫してしまっている。

「そこにきて、波瑠さん(30)や高畑充希さん(30)、浜辺美波さん(21)といった後進女優の台頭で、実は今、石原さんは、“主演女優”としてはかなり厳しい状況にあるんです。フジテレビの『月9』やTBSの『火曜ドラマ』枠など、話題作が放送される枠では主演を張ることも難しい、という評価になってきています。それは、周囲、そして本人も重々承知しているところでしょう。

 2020年10月に一般男性と結婚することを発表しましたが、結婚に先駆けて石原さんサイドは“路線変更”を図ったとささやかれました。その象徴的な事例が『すき家』のCMへの出演です」(前同)

 石原は、2020年7月から日本国内店舗数最多を誇る牛丼チェーン「すき家」のCMに出演している。

「それまでは大手コスメメーカーや都市銀行などのCMに出演していましたが、飲食チェーンのCMには出演してこなかった。それはイメージを重視してのことだと言われています。ただ、これまで超一流女優として活躍してきた石原さんが、すき家のCMに出演すれば“庶民派イメージ”を持ってもらえ、より親しみを持って見てくれる人も増えるでしょう。

 そういったイメチェンを徐々に図っていた中で、今回の『トリセツショー』のMC就任の話も舞い込んだんでしょう。出産直後ということになりますから、無理に引き受ける必要もない。ただ、女優、タレントとして“方向性を変えていこう”というタイミングの石原さんサイドにしてみれば、渡りに船のオファーだったとも言えるのではないでしょうか」(同)

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