■ヤラセも「ひとつのエンターテインメント」と語った過去
2020年8月、ヒカルはYouTubeチャンネルに「【カメラ止めろ動画出したら訴えるぞ】毎日嘘の閉店セールしてる店の闇暴いたら逆ギレしてきてブチギレ口論になった…」と題した動画をアップ。
連日「閉店セール」を行っている洋服店の闇を暴くという内容で、ヒカルが店内にある商品をすべて購入し、3日後にまだ営業している同店を訪れ、「閉店セール」はウソだったのかと詰め寄るというものだった。
この動画の公開直後から一部視聴者からはヤラセではないかという指摘が相次ぎ、これを受けてヒカルは「【話します】やらせ疑惑とSNS削除について」と題した動画をアップし、当該の動画がヤラセだったことを認めた。
そのうえで、「過去にヤラセをやるかもしれないと言ってきた」「そして今回、ヤラセがバレました」とし「これもひとつのエンターテインメント」とコメントした。
「当然、この一件でヒカルさんには批判の声が殺到したわけですが、盛り上げるため、話題になるのだったらエンタメとして何でもやればいい、といった考えがあったのではないでしょうか。当人はそのとき、“今後はみんなをガッカリさせるヤラセはなくす”と語っていましたが。
ただ、ヒカルさんは今回の動画でも、“YouTubeの世界は見られてなんぼなんで”とも話していました。もちろん、真相はヒカルさんしか知らないわけですし、今回の動画では、その芸人とは“完全に和解した”とも語っていましたので、件の芸人が“端からいない”という可能性はさすがに考えずらいですが……しかし、もうそれが誰なのか明言することはないということですね」(前出のお笑いプロ関係者)
一部では“エアー説”も語られ出したヒカルに暴言を吐いた芸人捜しは、今回のヒカルの動画を経て、さすがに沈静化してくのだろう。前出のお笑いプロ関係者は話す。
「それにしても、今回、ヒカルさんの発言に一般人のみならず多くの芸人が反応し、芸能界、お笑い界を巻き込んでの犯人捜しも進められたという状況に驚いてしまいますよね。
ほんの数年前までは、YouTuberは“たかがYouTuber”“素人同然”と言われるようなポジションにあったわけですが、今ではヒカルさんの一言で日本中が動いてしまう。彼の存在感、スケールの大きさは凄まじいものがあることがあらためて明らかになったのではないでしょうか」
日本中がヒカルの手のひらの上で踊らされていたのかも――!?