■二刀流のチャレンジに後悔?
「これにより、東京夏期五輪の約半年後に北京冬季五輪が開催されることになってしまったのです。さすがの平野も半年では準備が間に合いません。そこで彼は、2つの競技を並行して練習しなければならなくなります」(前出の情報誌記者)
それは誰の目から見ても無謀なチャレンジのように見えた。
「番組では、『スケートボードもやるって言わなければよかったと思ったこともある?』とスタッフから聞かれた平野が、『考えたことはありますけど、でも辞めるわけにはいかない』『大変だから、難しいからって理由では諦めきれない自分がいる。続けていくことで何か変わると思うんで……』と明かす姿が放送されたのです」(前同)
さらに番組後半で、2つの競技に挑む理由をたずねられると、「正解のないものや人がやっていないことに興味がある。それが今の自分を貫いている」と話すのだ。
「これらの言葉からは、多少の犠牲を払ってでも、自分の“チャレンジしてみたい”という心の声に忠実に生きている、平野の信念と美学が感じられますよね。革のブーツも、平野にとってはきっと同じことなのでしょう」(同)