ガソリンの値上げが止まらない。1月25日には、レギュラーガソリンの販売価格が170円20銭を記録し、リーマンショックの2008年9月以来、13年ぶりの高値に到達している。
「日本政府は、1月27日に“ガソリンの急激な値上げを緩和するための緊急措置”を発動しました。これは史上初の措置で、海外から原油を購入しガソリンを精製している『ENEOS』や『出光』といった石油元売り業者へ補助金を投入することで、ガソリンの販売価格を抑制するものです」(経済評論家)
これで値上げも収まるかと思いきや、事態は改善されなかった。
「原油仕入れ価格の上昇が著しく、補助金でまかなえる範囲を超えるケースが相次いでいます。結果として、ガソリン販売価格は現在まで下がらないままで、ガソリンスタンドなどの小売業者も“価格を抑えるためには身を削らないといけない。ただ、それを続けると廃業してしまう”という悲鳴を上げていました。
ネット上では、こうした現状に対し、“また値上がり……車は乗らないほうがいいな(泣)”、“緊急措置って効果あるの?”、といった怒りや嘆きの声が多く寄せられています」(前同)