韓国のフィギュア女王キム・ヨナ、‟ロシアの羽生結弦”ワリエワ「出場OK」を異例の痛烈批判!「よくぞ言ってくれた」「さすが元女王」と称賛の声の画像
※画像はキム・ヨナのインスタグラムアカウント『@yunakim』より

 北京五輪でドーピング問題の渦中にあるROC(ロシア・オリンピック委員会)のカミラ・ワリエワ選手(15)。スポーツ仲裁裁判所(CAS)が14日、ワリエワ選手の個人戦への出場を認める裁定を下し、世界的に波紋が広がっている。

 ワリエワ選手は、昨年12月に採取された検体から禁止薬物のトリメタジジンが検出されたことが7日の団体戦後に判明。8日に北京五輪を含むすべてのスポーツ大会への参加を禁じる暫定資格停止処分を受けたが、ワリエワ選手側が異議を申し立て、9日に同処分は解除。最終的な個人戦出場の判断はCASに委ねられていた。

 「平和」や「公平性」をうたった五輪において、ドーピング検査における陽性が判明しながらも出場が認めれたことを受け、各国の歴代オリンピアンたちからは抗議の声が相次いでいる。

 とりわけ注目を集めているのは、バンクーバー五輪で金、ソチ五輪で銀メダルを獲得した韓国の‟フィギュア女王”キム・ヨナ(31)だ。彼女は14日、インスタグラムに真っ黒な画面を投稿し、「ドーピング違反選手は競技に出場できない。この原則は例外なく守られなければならない」と強い論調で自らの考えを表明、「すべての選手の努力と夢は等しく尊いものだ」と英文でメッセージを寄せた。

 これまでフィギュアスケートに絡んだ問題に対しては公に立場を明らかにすることなく、一線を引いてきたように見えるキム・ヨナ。そんな彼女が高らかに声を上げるほど、今回の裁定は‟目に余る”ということなのかもしれない。

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