天文一五年(1545)四月、武蔵国の河越で戦国時代を代表する合戦の火蓋が切られた。当時、関東で「御所様」と崇められた古河公方の事実上の滅亡を招いた歴史的大事件である。 だが、その実態は不明瞭で、史料も少ないことから存在そのものを疑問視する見方もある。はたして合戦は本当にあったのか。 古河公方はもと…