■「人間関係の断捨離…」ピエール瀧が語った内容とは?

 19年の逮捕により、ピエール瀧の周囲は大きく変化したという。「僕は聖人ではなく、ただの人間だから」という言葉で始まったインタビューでは、逮捕後にSNS上などで誹謗中傷にあったことへの率直な感想を述べつつ、“人間関係”に一番大きな変化があったと語った。

「瀧さんは、現在のSNS上の繋がりについて、“全ての人が自分の人生に必要なわけじゃないんです。余計な人たち全員を自分の周りに置いておくと、振り回されたり判断が鈍ったりして、断れなくて犯罪に手を染めちゃうみたいなことも起こるかもしれませんよね”との考えを述べ、芸能界で幅広く活動をした末、周囲に大勢の人がいた環境を作ってしまったことについては、“今思えば、僕も無意識のうちにしがらみにとらわれていたなと思います”と語り、“留置所や刑務所はそういうしがらみから切り離された空間だから、『自分が本当に必要なのは何・誰か』というのはおのずとわかるのではないかな”と、結果的に“人間関係の断捨離”ができたと続けていました」(同)

 そして、逮捕後の人間関係が“シンプル”になったことを強調した。

「瀧さんは、“今回逮捕されてから留置所に本を差し入れてくれたり、家に戻ってからも心配して尋ねてきてくれたりした人って、古い知り合いばかりでした。大きい事務所に入ってからの人はほぼいなかったですね”と、相方の石野さんを除いて、芸能界の人間関係の多くは過去のものになったと独白。

“結果的にそうなったことで、逮捕されてよかったと思っていることはひとつもないです!(笑)”と注釈を入れつつ、最後は、留置所にいたときに警察官の人から、“ちゃんと元いた場所に戻ってください”という言葉を投げかけられた思い出を、読者の方へのメッセージとして紹介していました」(同)

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