■甘露寺猛彦役は「二面性が出しやすくて面白い」
――スイーツがお好きとのことですが。
「俺自体がスイーツに詳しいわけでも何でもないんだけど……。好きなんだけど、ドラマに出ると、それにまつわるネタを用意していなくちゃいけないよね(笑)。うーん、スーツはいっぱい持ってるけど、スイーツってわかんねぇもんな(笑)。いつのまにか食ってるんじゃない? 甘い物は昔から食ってますよ。俺は酒も飲むけど、甘い物も食べる。
でも、スイーツなんて昔は言わなかったもんね。昔は“おいしい物”って言ってたかな(笑)」
――ドラマの話をもらったとき、どのような印象を持たれましたか?
「食べ物のドラマって最近多いじゃないですか、料理人役だよね。いろんな方たちがドラマやってるじゃないですか。そういう類かなぁと思いましたね。
ただ、よく聞いてみると、今回の『甘美王』役柄・甘露寺は、料理をするわけでもないし、自分のキャラクター的に両面出せるなあと。今までやってきた役だと、三枚目なら三枚目のキャラクター、真面目なら真面目なキャラクター、暴れん坊なら暴れん坊のキャラクターみたいにどっちかに偏ってしまっていたんですよね。
今回みたいにコメディタッチの作品だと、そこまでシリアスじゃないので二面性が出しやすい。お茶目なオッサンの部分と、仕事への情熱が強い部分が出せるから、面白いなと思いましたね。今まで別作品で出してきたキャラを1つの作品で出せるというのはあんまりなかったので、これはいいなと」