■かまいたち追加で火に油
そんな松下に対し、岡村や矢部は「(舞台の稽古に)行ったら?」「“やっぱ行けます”って言って」と無責任に提案。これに、松下が「そんな感じで舞台の稽古って行くもんじゃないです」とやや怒ったような口調で言い返したところ、その意外な反応に岡村と矢部はややとまどっていた。
そしてロケ開始から3時間後、一行の前に突如、かまいたちが現れると、ここでもガチャガチャをすることに。その結果でかまいたちは高地、狩野のどちらかと交代することになったのだが、出てきたカプセルには高地の名前があったことから、人気アイドルがロケの途中で帰宅し、お笑い芸人のみになる波乱の展開となっていた。
その後、“ロケの達人”と呼ばれるかまいたちの絶妙な掛け合いもあり、番組は安定した流れを見せていたが、出演時間が短かった松下のファンからは不満の声が続出。「怒りを通り越してあきれるしかない。松下洸平を無駄使いすな!」「ガチャガチャとかそういうのいいから松下さんをナイナイさんと旅させろ!」「ナイナイのガチャガチャの番組、絶対途中からのかまいたちいらんだろ。交代するなら松下さんと交代させろ」などといった反響が相次いでいた。
昨年10月期のドラマ『最愛』(TBS系)で武骨で男らしい刑事役を好演し、4月スタートのドラマ『やんごとなき一族』(フジテレビ系)にもメインで出演するなど、今もっとも注目される実力派俳優のひとりである松下洸平。その松下をあっさり外すとは本当に“忖度なしのガチ”企画だったようだが、松下が理不尽な去り方をした一方でかまいたちが都合よく投入される展開に、ファンは納得できなかったようだ。
かまいたちはロケ上手ということもあり、番組を成立させるために必要な“保険”だったのかもしれないが、松下ファンだけではなく、一般の視聴者もしらけてしまったことは確か。せっかく旬な俳優の松下がスケジュールを空けてくれたのだから、いっそのこと、ナインティナインと3人だけの旅ロケにしたほうが視聴率的にはプラスだったかもしれない。