■竹野内豊の「大幅セリフ減」で黒木華にしわ寄せ……

 前出の制作会社関係者が続ける。

「ドラマの現場ではそういったことがたびたびあり、進行面にも問題が生じるほどだったとか。それがあって、実は劇場版では竹野内さんのセリフが激減しているそうなんです。他の出演者が会話を繰り広げ、最後に主演の竹野内さんが1~2行のちょっとしたセリフを言う、というシーンがほとんどだといいますね。

 その分、しわ寄せのように爆発的にセリフ量が増えているのが黒木さんで、彼女が作品をリードすることになるようです」

 映画は黒木、そして劇場版のゲスト俳優が中心となって展開することになるという。

「竹野内さんは主役でありながら、黒木さん、そしてゲスト俳優の合間合間にしゃべるような感じになるみたいですね。

 連続ドラマの現場では、黒木さんは、難解で舌を噛みそうな法律用語だらけのセリフをバッチリ覚えてきて、本番でも長ゼリフをバシッと決めていた。ただ、その黒木さんの長ゼリフの直後に竹野内さんが、ひと言だけ言えばいいセリフを噛んでしまってNG、もう1回頭から、ということがけっこうあったといいます。

 撮影当初からこういったことが続き、これに黒木さんはいよいよ参ってしまったそうで、物語の終盤、7話ぐらいの撮影の際には号泣してしまった、とも聞こえてきていますね……」(前同)

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