“凋落”のフジテレビ「二度とレインボーブリッジ渡らない」宣言のマツコ・デラックスだけじゃない!松本人志&東野幸治『ワイドナショー』が“終了秒読み”の深いワケ!!の画像
マツコ・デラックス、松本人志(ダウンタウン)

 3月17日、11年にわたって常識はずれな“アウト”なゲストを迎えてトークを展開してきたバラエティ番組『アウト×デラックス』(フジテレビ系)が最終回を迎えた。

 同番組はナインティナイン矢部浩之(50)、マツコ・デラックス(49)、南海キャンディーズ山里亮太(44)を中心に、坂上忍(54)、栗原類(27)、遠野なぎこ(42)、加藤一二三(82)などが出演。

 17日の最終回には、これまで番組を盛り上げてくれた多くのアウトなゲストが出演。2013年4月にスタートした番組を振り返った。

 マツコは明石家さんま(66)がMCを務める『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)を2020年に卒業しており、『アウト×デラックス』の終了で、フジテレビのレギュラーは0本に。

 3月3日、お台場の湾岸スタジオで『アウト×デラックス』の最後の収録が行なわれたというが、撮影終了後、スタッフから花束を受け取ったマツコは「もう、二度とレインボーブリッジは渡りません」とフジテレビとの決別宣言とも取れる発言をしていたと、3月17日発売の『週刊文春』(文藝春秋)が報じた。

 同誌の直撃に応えたマツコは「ギャグに決まってんじゃない」としたうえで、「レインボーブリッジは渡りません」という言葉は、今やテレビ局には潤沢な資金もなく、「もしかしたら本当にフジテレビで番組やらなくなるかもな」という感傷的な思いも含んだものだったと語った。

 しかし、『ホンマでっか!?TV』からの卒業については、懇意にしていたスタッフが外れ、不信感などが募ったこと、その後の番組の演出面に疑問を感じた部分もあったことを匂わせたのだ。

「実はここ数年、マツコさんのみならず、売れっ子タレントの間ではフジテレビへの出演を避けようとする動きがあるんです。その要因のひとつは物理的な問題で、お台場がちょっと遠いということ。都心にある日テレ、TBS、テレ朝から少々距離があり、移動が面倒だということ。売れっ子タレントは分刻みのスケジュールを送るなかで、それこそマツコさんではないですが、レインボーブリッジを渡らないと行けませんからね。

 ただそれ以上に問題なのは、やはり同局の長年の不調ですよね。長い間、低視聴率に苦しみ、経営状態も不振に。昨年末に募集が始まり、3月末で100人もの人が辞めるともささやかれている早期退職制度には、名物テレビマンやアナウンサーも手を挙げているとも報じられていますからね。

 視聴率が落ちて影響力が弱まり、敏腕制作陣が離れて番組の質も低下、そしてギャラも安くなったそんなフジの番組に出ても、“おいしくない”と感じるタレントがいるのは事実。そんななかで、“フジ離れ”をしていると言われる1人がダウンタウン浜田雅功さん(58)だという話で、関係者の間では“浜田さんは実はフジテレビ大嫌い説”もささやかれましたね」(制作会社関係者)

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