■『ラヴィット!』が暗いニュースに疲弊した視聴者の受け皿に

『ラヴィット!』が世帯で0.8ポイント、1%弱も『THE TIME,』を上回ってしまったのだ。

「祝日ではありますが『ラヴィット!』は大健闘しているんです。ここ最近のニュース番組や情報番組ではロシアによるウクライナ侵攻、新型コロナウイルス、東北地方の地震といった話題に大きな注目が集まっていてニュースを中心に扱う『めざまし8』(フジテレビ系)や『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)などは数字を伸ばしています。

 ただ、こういった暗い話題に疲弊している人、“もう見たくない”と感じている人も一定数いる。『ラヴィット!』はそういった人たちの受け皿となって躍進。番組開始当初から世帯2%台が続き、3%を超えると“すごい!”となっていた番組が、ついに4%半ばまで数字を伸ばしているわけですからね」(前出の制作会社関係者)

 一方の『THE TIME,』は、スタートから半年が経っても番組のファンを増やせていない、とも言えそうだ。

「スーパーエースの安住アナだからといって、数字が取れるわけではない、ということが証明された格好でもあります。たけしさんはギャラが高く、テレビ各局が重視している13~49歳のコア視聴率も持っていないという事情もあり、『Nキャス』を降板したとも言われています。

 安住アナは局アナですから、ギャラが発生しませんし、個人でそこまで多くの責任を問われるわけではないでしょう。それでも、井上貴博アナ(37)のような“ポスト安住”も伸びてきていますから、いつまでも安泰、ということはないでしょうね」(前同)

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