■SMAPを知らない小学生も増え……

 そんな中居だが、特番のオファーは絶えない。3月23日には『中居正広の3番勝負!レジェンドとガチ対決SP』(日本テレビ系)が放送され、世帯7.7%、個人4.6%をマークしている。

「日テレのゴールデンでこの数字は決していいとは言えませんが、裏で『相棒』(テレビ朝日系)の最終回がありましたからね……。

 中居さんに特番のオファーが絶えないのは、多くのテレビマンが中居さんと一緒に仕事をしたいと思っているからでもあるでしょう。中居さんといえば、日本一のMCとも称されますが、本当に努力家で、番組を良いものにしようと考えてくれますからね。番組プロデューサーなどとはマネージャーを介さず、直でやりとりするほど。

 スタッフにもそれは伝わっていて、新たなレギュラー番組のための特番も多いと言われています。特番が良い数字を残し、評判を呼べば、レギュラー化する可能性がありますからね。スタッフも中居さんも、その流れを作っていきたいのではないでしょうか」(民放キー局ディレクター)

 テレビを愛し、テレビマンに愛される男・中居正広。しかし、数字は残酷でなかなかついてきていない。

「中居さんも今年で50歳。SMAPを知らない小学生も年々増えてきています。また、中居さんはデジタルにも疎いため、SNSやYouTubeもやっていない。そういった意味でも、今、テレビ各局が意識しているコア層との親和性もなくなりつつある。

『ラブ子さん』も中居さんが悪いわけではなく、企画がハマらなかったため数字が伸びなかった側面もあります。ただ、以前の中居さんだったら、多少企画が面白くなくても番組を力強く牽引してくれたのかもしれない。しかし、そうした求心力も落ちつつあるということが、『ラブ子さん』の打ち切りで明らかになってしまった、というところなのかもしれませんね……。

 それでも、中居さんと仕事をしたいテレビマンはたくさんいます。『ラブ子さん』の枠では以前、『中居くん決めて!』が放送されていましたから、4月以降、同枠で中居さんメインの新番組がスタートする可能性もあるでしょうね」(前同)

 中居は、「日本一のMC」の座に今後も君臨し続けることはできるのだろうか!?

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