NHK『カムカムエヴリバディ』上白石萌音・深津絵里・川栄李奈、異例の3人ヒロイン態勢が生んだ功罪と「次作」黒島結菜『ちむどんどん』惨敗の予感の画像
※画像はNHK『カムカムエヴリバディ』公式ホームページより

 NHK連続テレビ小説カムカムエヴリバディ』の第21週「1994-2001」(3月21日~25日)が放送され、最終週に向けて盛り上がりを見せた。その一方で、同ドラマの好調の波を受け、4月11日に放送スタートする、黒島結菜(25)主演の『ちむどんどん』が不穏な空気を漂わせているようだ。

 3世代の女性の人生を描く『カムカムエヴリバディ』は、朝ドラとしては異例の3人のヒロインが登場。安子(上白石萌音/24)、るい(深津絵里/49)、ひなた(川栄李奈/27)が、ラジオ英語講座をかたわらに昭和、平成、令和へと、100年のファミリーストリーを紡いでいった。

 3人ヒロインという異例の作りは、これまでの朝ドラよりも描くエピソードが多く、たびたび、物語がアッという間に進んでしまうことが話題になった。そのスピード感は同ドラマの売りとなり、話も大きく広がった。さらに、朝ドラにしては出演者の拘束時間が短くなったため、多くの人気俳優の登場が可能になったようだ。

 しかし、エピソードが多いぶん、出演する俳優の人数も多くなる。誰が配役されるか分かるだけで、ネタバレになる可能性が高かったため、出演者とスタッフは秘密を厳守することが大変だったようだ。そんな、朝ドラとしては禁じ手のような3人ヒロイン構成は、今後、そう簡単にできることではないだろう。

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