■「わしゃ、家族や」

 ひんぱんに坂田の元を訪れている寛平だが、両者の絆を感じるエピソードがある。17年に、寛平が左鎖骨と肋骨を骨折して緊急入院した際の出来事だ。

 坂田は入院当初、親族以外面会禁止だったのを、「わしゃ、家族や」と強行突破して、入院翌日からお見舞いに訪れ、連日、毎朝9時30分から正午すぎまで滞在していた、と寛平が復帰会見で明かしている。

 また、坂田の実母による書籍『息子はアホやあらへん』(ネスコ)によると、下積み時代に寛平は一時期坂田の家に居候していた時期があるほか、寛平の子供たちは坂田をパパと呼んでいたという。

「寛平さんは、大阪のなんばグランド花月(NGK)の『吉本新喜劇』で24歳の若さで座長に就任したことで知られていますが、今年5月18日~24日の7日間、実に33年ぶりに新喜劇の座長として舞台に立ちます。それについても、今回は坂田さんに相談したのかもしれませんね」(前出の女性誌記者)

「THIS IS吉本新喜劇! 見せましょう、やりましょう。座員と共に皆さまのご来場をお待ちしております」と気合を入れている寛平。

 坂田師匠のアドバイスで、観客を沸かせていただきたい!

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