■「ナニワの漫才師やぞ」の実力を見せつけた

「あまりにも早く失敗したので、つづけて仕切り直しで芝、お見送り芸人しんいち、ザ・マミィ林田、きつね大津、淡路、タイムマシーン3号山本、と正解が続いていったんですが、芸人たちから指名されて渋々登場したプラスマイナス岩橋と、岩橋より月収は上、と自信ありそうに登場したトレンディエンジェルたかしがフリップを有吉に見せたところで、不正解。

 ここで、それぞれの芸人たちの月収が明らかになったんですが、これた、ちょっとびっくりするような金額だったんです」(専門誌記者)

 まず、芝が28万円、しんいちが32万4000円、林田が35万円、大津が56万円、淡路が68万円、山本が70万円とそれぞれフリップをオープン。

 そして、たかしが129万円だったのに対し、岩橋は177万円もの月収を稼いでいたのである。

 岩橋は前に出る際に「ワシはナニワの漫才師やぞ」「吉本で500ステージくらい漫才やった」と叫んでいたのだが、まさにその言葉に見合った稼ぎぶりだ。

「タイムマシーン3号は『M-1グランプリ』の最高成績は15年にファイナリスト4位、『キングオブコント』では16年にファイナリスト4位。

 トレンディエンジェルは、15年に『M-1』で優勝している王者です。かつ多くのスターを輩出した『爆笑オンエアバトル』(NHK)の後番組『オンバト+』でも優勝しているだけに、たかしの月収129万円はさすがの一言ですが、まさかそれを岩橋が軽々と上回っていたとは……。さすが、劇場に出まくりで『劇場番長』の異名を誇るだけのことはありますね」(前同)

 プラスマイナスの代表的な賞レースでの成績は、18年に『M-1』準決勝進出、09年に『キングオブコント』準決勝進出、岩橋ピンでは13年の『R-1ぐらんぷり』ファイナリスト。漫才関係の賞で最も歴史のある『上方漫才大賞』では、21年に大賞に準ずる奨励賞を獲得している。

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