■『イッテQ』での活躍は東山の「全部やるんだよ!」が大きい

 基本的にジャニーズ側のタレントが家庭の話をしたり、結婚後の生活について話すことはあっても、妻は家庭の話題はNGという暗黙のルールがある。しかし、木村の場合そうでははない。

 17年4月に『あさイチ』(NHK)に出演した際は、「厳しいところ。ベターっと甘くない(ところが好き)」「仕事と母親業の両立が大変なことはすごく分かってくれている」と、東山との夫婦生活についてガッツリと触れていたこともある。

「『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)では、木村が出演するたびに女優とは思えない身体を張ったチャレンジをしていることについても、NG項目の事前調査の返答に悩んでいたら東山に“なに言っているんだよ、全部やるんだよ!”と厳しい一言をかけられた、という話を16年に『しゃべくり007×1分間の深イイ話』(前同)で話していました。

 そのアドバイスのおかげもあってか、木村は『イッテQ』で新たな境地を開拓。いまや、マンネリ気味となった同番組の救世主ともなりうる存在になっています」(専門誌記者)

 一方の東山についても、昨年12月6日放送の『A-Studio+』(TBS系)では、「検診で服を脱ぐのを恥ずかしがっている娘のために、自分も上を脱いで医者に注意される」「ママチャリに子どもを乗せて『アナ雪』の『ありのままで』を娘2人と一緒に歌う」という“いいお父さん”としての姿を、堂々とアピールしていた。

「最近だと自分の冠番組『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)でしばらく共演者に結婚を祝福された嵐の櫻井翔(40)がいい例ですが、ジャニーズが家庭を思わせる発言をすると、どうしてもファンが荒れてしまうもの。しかし、東山と木村の場合はそういうことはく、視聴者も好意的です。こういう部分も、やはり東山は別格だなと思えますね」(前同)

 2月5日には『GAME OF SPY』(Amazonプライムビデオ)で、配信ドラマに初主演し、俳優として世界デビューを飾ることが発表されている東山。起用の理由は「日本で最も身体能力が高い俳優」とのことで、東山は「僕を傷だらけのボロボロにしたいということで、そのリクエストに応じ、本当に現場の(自分が演じる)羽柴は血だらけになっています」と相変わらずストイックなコメントをしている。

 明暗がくっきりと分かれた、東山と植草の少年隊の2人。これからの未来はどうなるのかーー。

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