■『笑っていいとも!』で培われた現場を読む力

 “しゃべりの達人”であるビートたけし明石家さんまの露出が減る一方で、“沈黙芸”で存在感を増し続けるタモリ。勝利の要因は、どこにあるのか。

「昔から余計なことを言わない人。バラエティ番組以外では、しっかりと聞く耳を持ち、面白いタレントがいたら前に出す。『笑っていいとも!』で培われた現場を読む能力で、自分の立ち位置や、番組の方向性などが分かっているんでしょう」(前出の石川氏)

■マツコ・デラックスや草なぎ剛ら芸能界の大物たちが出入り

 出しゃばらず、気さくな人柄にひかれ、タモリを慕う芸能人は数知れない。

「元日に“タモリ宅詣で”をしてから仕事始めをする芸能人も多い」(女性誌記者)そうで、ふだんから自宅にはマツコ・デラックス草なぎ剛など、芸能界の大物たちが出入りしている。

「定期的に後輩らを家に招いて、手料理をふるまいながら悩みを聞いてあげているとか。同じ福岡の中学校出身の森口博子は、“今までやってきたことが正解じゃない”という言葉に励まされたといいます。また、たまに“元気にしてる?”と気遣いの電話をかけることもあるそうですよ」(前同)

 余計なことを言わないからこそ、ひと言が効く。“沈黙は金”なのかもしれない。

あわせて読む:
・タモリの「2時間無言が絶賛」で「芸人コメンテーターは終わった」深刻影響!ダウンタウン松本人志・フジ『ワイドナショー』降板の本気度、橋下徹「ウクライナ降伏発言」への大批判…「変わった潮目」!!
・中居正広は特番MC、草なぎ剛は『スマスマ』枠ドラマ主演に帰還、『新しい地図』は新番組!SMAP目白押しの「NHKとフジテレビ」2つのテレビ局
・タモリ、冠番組『タモリステーション』で「発言わずか39秒」!「ロシアのウクライナ侵攻問題」内容で「ほぼ無言」でもSNSで「名司会者」と絶賛された理由
・麒麟・川島明TBS『ラヴィット』、“社長案件”の前番組『THE TIME』安住紳一郎アナ「禁断超え」の“黒幕”は「お笑いコンビ・ニューヨーク」のワケ!

  1. 1
  2. 2