■「コメントを求められたときは本当に大変だった」

 今回のアカデミー賞の授賞式では、プレゼンターとして登場したコメディアンのクリス・ロック(57)が、脱毛症に悩み坊主風のヘアスタイルにしたというウィル・スミス(53)の妻のジェイダ・スミス(50)の容姿をジョークのネタに。これを受け、ウィルが客席からステージに上がり、クリスに平手打ちを食らわせて会場が騒然となるという前代未聞の大事件もあったが、これに中島は「今年の……ウィルがね。ウィル・スミスがすごくやっぱ、歴史になってしまった部分もあり」と言及。

 そして、「自分もWOWOWの生放送でコメントを求められたときは本当に大変だったんですが。でも、いろんな方に“よくああいうふうにウィルに対してコメントできたね”っておっしゃっていただく機会も多かったので」と振り返った。

 話を振られた際には「生放送で僕が本当に思ってることを話しました」とし「暴力に対して肯定的であるわけがない。僕個人の意見としてはね。世界情勢もそうですけれども、自分の肯定できない部分っていうのは、昔から芯からそうなので」とコメント。

 さらに「お互いを傷つけ合うと言いますか、殴り合いで分かり合うっていう文化は僕はいっさいわからない人なので。今、エンターテインメントを生きる人間としては別の伝え方でね。世界に向けていろんな発信していくべきだと僕は思ってますので」と自身の意見を述べた。

 最後には「でも、やっぱ気持ちはね……自分の大切な人をそういうふうにイジられてしまった。イジりもやっぱりボーダーラインがありますから」とし「そこを超えてしまった、そこで生まれてしまったウィルの心情っていうのは理解できる部分もあるので。ただ、ああいう行動は肯定できないなっていうふうな、自分のイチ意見を生放送にて述べさせていただきました」とウィルの心情にも寄り添いつつ語った。

 中島の言葉にリスナーからは「ほんとアカデミー賞のウィルに対するコメント、健人くんの人柄が出てたしあの状況でのベストな回答だったと思う!」「生放送後日本の世論アメリカの世論アカデミーの処分いろいろと見たと思うけど自分の考えをきちんと発信出来るのは素晴らしい」といったコメントがネットに寄せられている。

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