■視聴者からはブーイング

 このように、番組前半から出演者が木村を気遣ったり、持ちあげたりする場面が目立っていたが、その後もこうしたやりとりはエスカレート。ドラマ『未来への10カウント』の主人公が1度挫折したボクサーという設定にちなんで、木村らの挫折した経験について事前にアンケートした内容が発表された際には、「(挫折なんて)してらんね~!」という木村の回答が明かされ、出演者から「かっこいい~!」という称賛の声が一斉にあがっていた。

 また、ノーミスのまま、4品目を担当した満島が安パイであるマグロの赤身を選ぼうとしたところ、その後に解答する児嶋が顔面蒼白となる事態に。同じネタに狙いをつけていたようで、児島が「(解答の順番が)回ってきたと思ったら、怖いなぁと思って」と嘆くと、番組では「木村の前で外せないプレッシャー」というテロップが映し出されていた。

 さらに、悲願のパーフェクト目前でブラックマヨネーズ小杉竜一(48)が不正解すると、木村は不機嫌そうな表情を浮かべていたのだが、以前も小杉は不正解を出してパーフェクトの夢を打ち砕いていたことから、「死にます、俺」とつぶやき、深く反省していた。

 結果、木村らは17品目でようやく10位まで当てることに成功。しかし、結果よりも、木村に対する共演者の尋常ではない気遣いやヨイショが気になった視聴者は多かったようだ。ネット上では「キムタクがこの番組に出る度に思うけどなんかヨイショが激しくて見てて疲れる」「キムタクがバラエティ番組に出ても、うっとうしいだけだな。言ってる事も全然おもしろくないし、周りは必要以上にヨイショして持ち上げて。アホらし」などといった反響が相次いでいた。

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