■「久慈アナ号泣事件」が鬼越トマホークのトラウマに

 制作会社関係者は話す。

「ここ最近の坂井さんは、イケイケ過ぎるぐらい攻めていますよね。この背景に何かあるのか、一部お笑い関係者の間では議論を呼んでいたのですが、やはり、『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)の久慈暁子アナウンサー(27)とのひと悶着が原因なのではないか、と推測されています」

 2月26日の『向上委員会』では、鬼越トマホークの口論中に仲裁に入った人物に対して暴言を吐くというお馴染みのネタを披露し、止めに入った久慈アナに「うるせえんだよ、お前がフジテレビ辞めたって1ミリも痛くねえんだよ!」と言い放つ場面があった。

 坂井は「円満退社ってことです。心置きなく第2の人生にっていうエールなんで」とフォローしていたものの、久慈アナは「でも普通に悪口でした」と言いながら目に涙を浮かべてしまう。

 これに坂井は「泣いちゃうと駄目」と、自分たちのケンカ芸が成立しないと大慌て。「ごめんなさい!」「ホントに申し訳ありません」「ホントに冗談です」と繰り返し謝罪。金ちゃんも「全部……全部カットして!」とスタッフに要求し、相方・坂井の狼狽に「あっちは涙止まらないですけど、こっちは汗止まってないですから。信じられない汗出てます、今」と状況を説明。

 ここで泣き続ける久慈アナに、MCの明石家さんま(66)が「1ミリも堪えると思ってたのかフジテレビが」と追い打ちをかけ「これからフリーになったら、こんなこといっぱいあるぞ。わざと笑いのためにひどいことも言うときもあるぞ。それでいちいち泣かれてお前の好感度がどんどん上がるのは許せない」という場面もあった。

「その後、さんまさんや陣内智則さん(48)など、スタジオに笑いを生み出そうと芸人があの手この手を繰り出し、どうにか収録を終えることができたといいます。ただ、さんまさんが厳しい言葉を発したのは、自分が悪者になることで鬼越トマホークをフォローしたという側面もあったはずです。

 それでも久慈アナは“うぇ~ん”と声を上げて本気の号泣で……オンエアでは15分ほどでしたが、収録回のほとんどの時間は泣いていたといい、まさに“放送事故級”の出来事でした。このとき、坂井さんは本当に顔面蒼白になり、相方の金ちゃん含めて、めちゃくちゃ落ち込んでしまったそうなんです。

 放送にはなかったですが、嗚咽するばかりの久慈アナに対しては、さんまさんや陣内さんが“反論とかしないと”などと促す場面もあったそうです。しかし、久慈アナは“あの人たちに酷いことを言われた”と泣きながら嘆くばかり。さらに、彼女は、収録で酷い仕打ちを受けたと、局の上層部に報告したそうですからね。鬼越は収録後もずっと謝罪し続けていたそうです……」(前同)

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