■世帯視聴率は堅調でも……

 木村が気合い十分で臨んだ『未来への10カウント』の初回放送の世帯視聴率は11.8%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。あらためて“キムタク人気”を感じさせる堅調なスタートを切ったと言えそうだ。しかし、

「テレビ各局は今、13~49歳のコア視聴率を重視していて、『相棒』や『ドクターX』など、シニア向けのドラマが多いテレ朝もコア重視にシフトしています。『未来への10カウント』には木村さんの後輩、今、若年層に大人気のKing&Prince高橋海人さん(23)が出演していますが、これも明らかに若い層を意識してのキャスティングですよね。

 ただ、そのコア視聴率なんですが、初回放送では3.0%だったんです。めちゃくちゃ悪いわけではないですが決していい数字とは言えないでしょうね」(前出のワイドショー関係者)

 4月14日の同時間帯放送の『秘密のケンミンSHOW極』(日本テレビ系)のコア視聴率は4.5%、『ニンゲン観察バラエティモニタリング』(TBS系)の2時間SPは3.3%、『奇跡体験!アンビリバボー』(フジテレビ系)の2時間SPは3.2%だった。

「つまり、主要民放キー局の番組で『未来への10カウント』が最下位だったんです。初回を見た視聴者からは“相変わらずのキムタク節”“キムタクの声がこもっていてセリフが聞きづらい”や、ボクシングが主題のドラマにもかかわらず“パンチの打ち方下手だな”といった声もあり、初回で課題が浮き彫りになったとも言えそうです。

 今後の展開次第でしょうが、世帯視聴率2桁をキープできたとしても、多くの若年層にも見てもらってコア視聴率を上げていかないと、テレ朝としても木村さんとしても“ドラマは成功した”とはならないのではないでしょうか。ただ世紀の大スター・木村さんも今年で50歳。若い層にはなかなか刺さらなくなってきているとも言えるのかもしれませんね……」(前同)

 今、最も求められるコア視聴率アップのため、木村が『中居正広のキャスターな会』に出るなんてこともある!?

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