ゴールデンウィークのパチンコ&スロットは「攻めるべきか退くべきか」【ギャンブルライター・浜田正則コラム】の画像
(イラスト/玉三郎)

 GWが盛り下がっている、昨今のパチンコパチスロですけれど、ファンにとっては気になる期間ですよね。今回はそんな5月のGWならびにGW明けについてです。ちなみに、このパチンコ・スロットの盛り下がりの原因は、おおむね、以下の理由からです。

「なにしろ勝てない」
「勝ち負け以前に、とにかく出玉がショボくなったので魅力がなくなった」
「演出が幼稚。かつ、お決まりのパターンに、いい加減飽きた」

 それに加えて、近年のコロナ禍を引きずって、従来のファンがパチンコ(パチスロ)断ちをするのに、ちょうど良い機会となったわけですね。

 そのくせ、新規客を取り入れるには、通常時も大当たり時も、確変時も、もはや難しすぎるほどの意味不明な作業と知識が多くて、始めようって気にも慣れません。新規が入って来ずに、出て行く客が後を絶たない……これじゃ、ユーザー減るわけですよね。

 ただ……実は私、これを「ユーザーが減った」と解釈してません。だってピーク時と比較して、「ファン激減!」とか言うから、減ったように見えますが、この「ピーク」って、「パチンコパチスロが社会問題になるほど、明らかに異常だったとき」ですよ。あれと比較しちゃダメでしょ。あんな状態が再現されたら日本は地獄です。今で十分。

 そんな要素を加味すると、「バクチ趣味の人」で、なおかつ「パチンコ・パチスロを選択」した人の数が、推定700万人(休眠&潜在ファンを含めると、1000万人以上)居るってだけで、スゲー多いと思います。漫画や情報雑誌、YouTube視聴者数とかと照らしてみても、この数字、とんでもないですから。

 と言うわけで、私は今の状況をパチンコパチスロ不況と思っておらず、むしろ昼間っから店に出入りしている好きものが、私以外にもいっぱい居るなあ、と感じます。はい。

 こうした私の考えに共感する店長や主任なんかもいます(さすがにオーナーは嘆いてますけど……)ので、現場レベルでは、「不景気だからボッタクリします」ではなく、「これが普通。なのでしっかり出す時には出す」という店もしっかりあると思って大丈夫です。

 と、安心をうたったところで、次項にてGWならびにGW明けの戦略を指南しましょう。

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