■リストバンドで4000万円、アンダーシャツで2000万円

 ニューヨーク・メッツに入団した新庄は日本人初の4番バッターとして活躍。それゆえ高額のスポンサーが多数つき、リストバンドをつけるだけで4000万円、アンダーシャツの着用で2000万円と笑いが止まらない状態だったという。

 そのほかにも高級ブランド店に服を買いに行ったら、店中の服をプレゼントされそうになったり、車の免許を簡単に取らせてもらえるなど、破格の待遇を受けたエピソードを語りながら「野球なんかマジ、バイト!」とドヤ顔で語り、スタジオを沸かせていた。

 そんな新庄が17年の現役生活で稼いだのは総額44億円。現役を引退し、大好きなバリ島で一人暮らしをしようと決心し、「お金を全部持っていこう」と思いA氏を訪ねて残高を確認すると、22億円あるはずが、なんと2200万円しか残っていなかったことが判明した。

 新庄は「(A氏を)問い詰めたら、会社の資金に使っていました。“エーッ!!”じゃない?」と笑いながらスタジオに同意を求めるなど、底抜けの明るさを発揮。そんな新庄の様子に、スタジオは笑いながらも感嘆していた。その後、「返してほしいと言っても拒否」された新庄はA氏相手に裁判を起こしたものの、2012年にA氏が自己破産したため、結局8000万円しか返ってこなかったと明かした。

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