■突然の契約解除と主演ドラマお蔵入り危機

 東出との契約を解消したことを発表した際、前所属事務所は「2020年1月の東出昌大の不祥事以来2年間にわたって、弊社はさまざまな問題に全力で対処してまいりました。そして、また、彼の俳優としての再生への道も模索してまいりました」と説明。

 そして、「昨年秋、東出の配慮に欠ける行動でその再生への道は頓挫いたしました。その時私たちが感じたものは怒りというよりも、徒労感と虚しさでした。そして熟慮の末に、これ以上共に歩くことはできないという結論に達しました」と異例のコメントを出し、波紋を呼んだことも記憶に新しい。

「東出さんは2月に主演舞台に臨んでいましたが、その舞台終わりで契約解除ということになったのでしょう。ただ、このタイミングでの契約解除は、東出さん本人にしてみれば青天の霹靂だったそうです。

 通常、タレントが事務所を独立する際には1年から半年など、しっかりと時間をかけて個人事務所を立ち上げたり、別の芸能プロダクションと提携を模索したりと“次”の準備を進めます。ところが、東出さんにとってはまさかのタイミングで契約を解除され、いきなり放り出されたといった感じで、何も準備はしていなかったという話ですね。

 現在は、前事務所が取ってきてくれていた仕事を消化していっているという状況だとささやかれています」(前出の芸能プロ関係者)

 そんな東出は、園子温監督(60)の性加害疑惑を巡る一連の騒動に巻き込まれ、主演ドラマがお蔵入り危機にあるとも報じられた。

 4月12日の『週刊女性PRIME』によると、東出が主演を務めるドラマは2023年にWOWOWで放送予定で、園氏が脚本と監督を務めており、すでに大半の撮影が終わっている状態だったものの、性加害報道を受けて園氏は監督を降板。放送中止になる可能性も高いという。

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