■風穴を開けた企業とは?

「そんな新しい地図のCM出演に、大きな風穴を開けた企業はサントリーだといいます。というのも、草なぎさんと違って稲垣さんと香取さんは退所後に、CMが契約更新されずにそのまま終了していたんですが、サントリーは稲垣さんと香取さんの2人を『オールフリー』の新CMに起用し、退所後初の新CMとなりました。ちなみに草なぎさんが起用されなかったのは、CM出演していた『アサヒ』が競合他社だったからだと言われています」(前出の関係者)

 当時の『デイリー新潮』はサントリーを「良くも悪くも流されないトンがっている企業」と解説し、実例として過去にも15年に五輪エンブレムの盗作騒動を起こした佐野研二郎氏をその翌年に起用したこと、別商品の『アイスジン』には当時「ジャニーズの長男」だった近藤真彦(57)を起用していることを説明し、稲垣と香取を「大手のサントリーが使ったから、他企業も使いやすくなった」としていた。

「そうした流れもあったのか、ヤマサ醤油も発売20周年記念の新CMにあたって、19年に草なぎさんを再雇用したし、18年には地図3人で『ロト6』と『ロト7』、香取さんと草なぎさんは『発毛剤スカルプD メディカルミノキ5』、香取さん単独では『ファミリーマート』のイメージキャラクターと、完全復活を果たしています。

 現在も絶え間なく、いろいろな新CMが話題になりますね」(前同)

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