■事務所の先輩・天海祐希は「姉さんであり、僕にとっての母でもある」
そして竜星は、女優の天海祐希（５４）への尊敬の念も、事あるごとに発信している。
２０１９年、ティーン向けのファッションメディアである『ＶＯＧＵＥ ＧＩＲＬ』でのインタビューでは、
〈最近共演させていただいた天海祐希さんには、本当に敬意しかないです〉〈今回の「新感線」の役は天海さんが僕を推してくれたから出ることができた部分もあるんです。これを本人に言うと失礼かもしれないんですけど、姉さんであり、僕にとっての母でもあるみたいな、とても素晴らしい方なんです＞
と、天海への崇拝ぶりを語っている。
ここで語られている「新感線の役」とは、２０１８年に天海と共演した劇団☆新感線の舞台、『修羅天魔～髑髏城の七人Ｓｅａｓｏｎ極』でのもの。これが竜星涼の役者としてのターニングポイントになったという。
２０２２年４月号の『ＧＡＬＡＣ』（ＫＡＤＯＫＡＷＡ）のインタビューでは、〈それまではお芝居をやっていくことに自信が持てず、本当に役者って自分に向いている職業なのかなという迷いがありました。そういう時期に『髑髏城の七人』で憧れの新感線の舞台のお話がいただけた〉〈初めて『芝居をやっててよかった』と思えた』〉と、天海が竜星の出演を後押ししたという『髑髏城の七人』で、竜星が俳優という仕事の喜びを味わったことが明かされていた。
「天海さんは、竜星さんの所属事務所の先輩です。そんな先輩との共演作である『髑髏城の七人』では、終演後に天海さんが“あなたが困った時には、絶対私が助けるから”と声をかけてくれたことが、心にすごく残っていると『ＶＯＧＵＥ ＧＩＲＬ』のインタビューで語っていましたね」（前出の女性誌編集者）
また、竜星はファッションが大好きで、１８３センチの長身と端正な容姿を生かしてモデルとしても活躍している。
２０１６年には、日本のモード系ブランドであるヨウジヤマモトのショーでパリコレのランウェイデビューをしている。今年４月には、イタリアの高級服飾ブランドのドルチェ＆ガッバーナが人気少年漫画の『呪術廻戦』とコラボアイテムを展開した際のキャンペーンにも参加していた。
「竜星さんは、母親がファッション関係の仕事をしていたこともあり、その影響で洋服が好きだとたびたび語っています。パリコレデビューを果たした当時のブログでは、“この喜びは、自分以上にファッションに携わり続けた、母がきっと１番喜んでいると思います”とつづっており、常に母親のことを考えていることを思わせる内容でしたね」（前同）
『ちむどんどん』の作中では、投資詐欺に騙され大暴れしたり、警察のお世話になったりと家族に迷惑ばかりかける二―二―を演じているが、実際の竜星涼は母親想いで、矢沢永吉、長渕剛、天海祐希というレジェンドを崇拝する真面目で一直線な人物のようだ。
