■特番復帰に期待の声

「『LOVE LOVEあいしてる』当時の堂本さんたちはまだ10代で、当時50歳の吉田さんは面白く思っていなかったといいますが、2人の飾らない素直な態度に好感を持ち、いつしか年の離れた親友となったことで知られています。

 それだけに、いまだに『LOVE LOVEあいしてる』の特番復活を望むファンは多い。吉田さんたち本人もノリ気で、実際に行動も起こしてますからね」(音楽ライター)

 1月4日放送のラジオ『吉田拓郎のオールナイトニッポンGOLD』(ニッポン放送)では、

「僕は早速ね、フジテレビのプロデューサーに連絡を取りまして」と切り出し、「光一や剛、篠原(ともえ)とも話してるんだけど、みんなやる気満々なんだけど、“2月あたりにおいしい甘いケーキでも食べながら、『LOVE LOVE』の特番について打ち合わせしないですか?”と送りました」と明かしプロデューサーからも「2月頃ミーティングを実現させましょう」と返信があったというから、番組の復活が現実味を帯びてきているのは間違いないだろう。

 吉田は「僕もこれが実現したら最後のテレビ出演にしようかなって思ってるんで。みんなと大いに楽しくやりたいと考えてるわけです。春を待つ心でね!」と意気込みを語った。

 ちなみに、そんな吉田は、6月29日に最後のアルバム『ah-面白かった』のリリースを予定している。

 同アルバムの5曲目の『ひとりgo to』には、堂本剛(43)が編曲とギター演奏で参加。7曲目の『雪さよなら』には小田和正(74)がボーカル参加。アルバムタイトル『ah-面白かった』の題字は堂本光一(43)が書いているが、タイトルの由来は、吉田の妻である森下愛子が14年に出演した宮藤官九郎(51)脚本のドラマ『ごめんね青春!』(TBS系)でのセリフが由来だという。

 これを知らなかった宮藤は、「え、そうなの!? だとしたら俺、名付け親じゃん」と驚いたこと、大石静(70)と共同脚本を執筆している23配信予定のドラマ『離婚しようよ』(Netflix)の由来は「拓郎さんの『結婚しようよ』の一方的オマージュ」なこと、そして「『離婚しようよ』は『ah-楽しかった』のアンサーソング」とアルバムタイトルを間違えてメールしてしまい「わ! やっちまった」となってしまったことを5月26日発売の『週刊文春』(文藝春秋)のコラムでつづっている。

 ファンから期待されているKinKi Kidsの特番での吉田拓郎との共演。楽しみでならない。

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