■『新・信長公記』の先に見据えるのは『24時間テレビ』!?

 特に黒田官兵衛役を演じる濱田は、春ドラマで最も成功を収めたといえる嵐・二宮和也(38)主演の『マイファミリー』(TBS系)で、元刑事・東堂樹生を好演。視聴者からは「『マイファミリー』のMVP」とも称されるほどの活躍だった。

 また、『新・信長公記』でヒロインを演じることになる山田杏奈(21)は、木村拓哉(49)が主演を務めた『未来への10カウント』(テレビ朝日系)にも出演。“新世代のジャニーズ女優”としても注目を集めている。

「かなりの“鉄板キャスト”ですから、なにがなんでもドラマを成功させたい、という思惑も垣間見えます。そして、ジャニーズ事務所と日テレがこのドラマの先に見据えているのが『24時間テレビ』なのではないでしょうか」(前出の芸能プロ関係者)

 今年も8月27日と28日に、日本テレビの夏の風物詩『24時間テレビ 愛は地球を救う』が放送される。番組のメインパーソナリティーはYouTubeチャンネル『ジャにのちゃんねる』を率いる嵐の二宮をはじめ、KAT-TUN中丸雄一(38)、Hey!Say!JUMP山田涼介(29)、Sexy Zone菊池風磨(27)が務める。

「嵐はこれまで5回もメインパーソナリティーを務めましたが、『24時間テレビ』でメインを張ることは、国民的スターにつながる道ですよね。日本中の老若男女が番組を見るわけですからね」(前同)

 しかし、2021年の『24時間テレビ』では、キンプリの5人がメインパーソナリティーを務めたものの、全枠の世帯平均世帯視聴率が12.0%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)で、これまでの全44回中、歴代29位という大惨敗を喫してしまった。

「ジャニーズファンからは高い人気を誇るキンプリですが、お茶の間への浸透度はいま一つだったということもあり厳しい数字となってしまったのでは、という分析もありますね。ジュリー氏も昨年の敗北は悔しいはずですし、巻き返しを図りたいとも思っているはずです」(同)

 一方で2021年の『24時間テレビ』を経て、キンプリはそれまでよりも広く知られる存在になり、昨年から今年にかけての活躍は目覚ましいものがある。それだけ『24時間テレビ』の影響力はいまだに絶大だということだろう。

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