■キスマイ&セクゾに中居が示した男気

 キスマイは、SMAPのチーフマネージャーだった“I氏派”で、I氏がジャニーズ事務所を退社し、中居が独立してからも特に中居とは共演する機会が多い。キスマイのグループ内ユニット・舞祭組も中居の言葉をきっかけに誕生している。

 2013年10月放送の『キスマイBUSAIKU!?』(フジテレビ系)に中居がゲスト出演した際、キスマイのフロントメンバーの北山宏光(36)、藤ヶ谷太輔(34)、玉森裕太(32)の3人に比べて、後列の横尾渉(36)、宮田俊哉(33)、二階堂高嗣(31)、千賀健永(31)の4人にスポットが当たっていないと指摘。

 その場で、4人で曲を出すことを提案。さらに4人のユニットに「ぶさいく」と命名し、これにジャニー喜多川氏(享年87)が「舞祭組」と漢字を当てた。

 デビュー曲の『棚からぼたもち』は、中居が作詞作曲だけでなく、振り付けやMVの企画・監督まで担当するほどだった。

 セクゾについては2014年10月、中島健人(28)、菊池風磨(27)、佐藤勝利(25)の年長組3人体制でシングルをリリースすることが発表され、同時に3人を中心メンバーとし、それ以外のメンバーを固定せずに活動することも明らかになった。

 松島聡(24)とマリウス葉(22)はグループから脱退はしないものの、それぞれ別ユニットでの活動がメインとなったため、この決定にはメンバーやファンも困惑を隠せなかった。そんな中、中居は3人体制で活動していた中島、菊池、佐藤と共演するたびに「5人だよね!?」と、その場にいない松島とマリウスにもスポットを当てて、その存在を強調していたのだ。

 3人体制のセクゾが『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出演した際、存命中のジャニー氏も楽屋を訪れており、そこへ同じテレビ朝日で別番組を収録中だった中居が現れ、ジャニー氏へ「(セクゾを)5人にしてよ」と直談判したこともあったという。

「中居さんの説得が奏功したのか、セクゾは5人体制に戻っています(マリウスは体調不良で休養中)。そんな中居さんですから、年下で懐いてくれる小林容疑者もすごく可愛がっていたのではないでしょうか。フジテレビ内では多額の借金を重ねている超問題社員だったにもかかわらず、つい最近も一緒に映像を制作したりしていたわけですからね。そこまで仲が良いわけですから、もしかしたら中居さんもカネを貸していたのかも、とも思ってしまいますよね……。

 しかし、大麻を約160回分、80グラムも多量所持していたという小林容疑者と懇意にしていたことが明らかになり、中居さんにとってもネガティブな報道につながってしまった。中居さんの面倒見のよさが招いてしまった悲劇と言えるのかもしれません……」(前出の芸能プロ関係者)

 恋人まで紹介するほど仲が良かった小林容疑者の逮捕に、中居は何を思うのだろうか――。

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