■選挙報道で求められる「公平性」が綾野の首を絞める?

 元雨上がり決死隊宮迫博之(52)の闇営業問題が報じられた際、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)のCMが「ACジャパン」(旧公共広告機構)のものばかりになったことがあったが、『オールドルーキー』にもその危機が迫っているのかもしれない。

「万が一のことですが、本当にスポンサーが軒並み降りるような事態に至ったら……最悪の場合は、ドラマが“飛ぶ”可能性もあるでしょう。そうなったら穴埋めの必要があるわけですが、過去の『日曜劇場』ドラマの再放送という手もある。ただ、再放送では数字は見込めないでしょうし、“綾野剛の穴埋め”として自社のタレントが出演する過去ドラマが放送されるのを嫌がる芸能プロダクションも出てくるはずです。

 そうなると考えられるのはバラエティしかないわけです。緊急対応が可能なのは、やはりスタジオ収録を中心にしたバラエティ番組。綾野さんや城田優さん(36)といった俳優勢を攻撃していたガーシーの影響が、まさかのバラエティに来るかもしれないということで、関係者は戦々恐々としているといいますね」(前出の制作会社関係者)

 綾野サイドは東谷氏&立花氏と戦う姿勢を見せたものの、主演ドラマ『オールドルーキー』を放送するTBSを舞台に新たな展開が巻き起こる可能性もありそうだ。

 前出の夕刊紙記者が話す。

「東谷氏は“BTSに会わせる詐欺”の首謀者で自らを悪党だと認めています。被害者への返金は済んだといいますが、その一方的な主張の信憑性がどうなのか、というのはいまだにつきまといます。

 ただ、選挙時の報道は、メディアは平等かつくまなく候補者情報を有権者に伝える必要があります。現状、NHK党は参院に1議席持っていますから、メディアは党首である立花氏や候補者の東谷氏の主張を取り上げなければなりません。

 主演ドラマと選挙の時期が重なるという、綾野サイドにしてみれば最悪の巡り合わせになってしまったわけです。それゆえに今回の選挙戦ではこれまでなかった超一大事が起こるかもしれないというわけです」

 6月16日の『報ステ』生放送、そして『news23』で立花氏のブッコミ発言は飛び出すのだろうか!?

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