■長谷川雅紀の「汚すぎる極貧生活時代」

 長谷川は家賃3万円の風呂なし6畳、築60年の木造アパートで生活していたという。

「ネズミが出るような部屋だったようで、寝るまでひたすら“ニャーッ”と猫の鳴きまねをしてネズミをビビらし、自分に近づいてこないような対策をしていたといいます(笑)。また、電気が止められて、夜にヒゲを剃るために近所の信号機の明かりを使っていたといった話も。

 このあたりは若手時代の苦労としてキャッチーではあるんでしょうが、ネズミのくだりなどは不潔な描写も必要になってきそうですから、朝のドラマとしてはあまり相応しくはないでしょうね。それに、水道が止められた際には排泄物を流すことができなくて、当分そのままだったという話もありますからね……」(前出の制作会社ディレクター)

 他にも長谷川には“汚すぎる極貧生活時代”のエピソードが多々あるという。

「汚い部分をカットしてしまうと長谷川さんの苦労は伝わらない。しっかり描けば、ドラマとしてはたしかに面白くなるんでしょうが、朝の爽やかな情報番組『ZIP!』内でどこまでやれるのか。

 苦労を重ねたハードな半生をリアルに再現しすぎては、『ZIP!』のメイン視聴者は女性や若者ですから、そこには刺さらない内容にもなりかねません。また、あまりの汚さにMCの水卜アナの顔が引きつったり、朝から悲鳴を上げるなんて可能性もある。ドラマ『泳げ!ニシキゴイ』に関係者も心配しつつも期待を寄せていますが、『ZIP!』にとって“諸刃の剣”になるのでは、とも言われていますね」(前同)

 とにもかくにも、前代未聞の錦鯉の半生を描くドラマ『泳げ!ニシキゴイ』は要注目だろう!

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4