■不安要素はまだある

 また、演技力に不安を示すファンも多いという。

「山下さんは国内でも演技力が評価されていたし、『THE HEAD』でも全編英語で高い演技力を見せていました。第3話で殴り合うシーンについて共演者のアルバロ・モルテはHulu配信の『All over the World~智久と世界で出逢う~』で“物静かな良い奴がこんな冷たい顔ができるなんて凄い”と評していましたね。

 ただ、そんな山下さんからバトンを引き継ぐとなると、福士さんにはちょっと演技面とジンクスで不安もあります」(前同)

 国内の話ではあるものの、16年放送の『お迎えデス。』の平均世帯視聴率が7.9%、17年の『愛してたって、秘密はある。』(ともに日本テレビ系)が8.9%、19年の『4分間のマリーゴールド』が7.4%で、同年の『Heaven?〜ご苦楽レストラン〜』(ともにTBS系)8.7%と、福士が主演や相手役で出演したドラマの数字はあまりよくないことで知られている。

 演技面についても「セリフが棒読み」「感情が伝わってこない」という声も少なくないほか、14年にアニメ映画『名探偵コナン 異次元の狙撃手』で“日系アメリカ人ケビン・ヨシノ”としてゲスト声優をしたときは流ちょうなアクションシーンで流ちょうな英会話を披露したものの、「英語は完璧だけど演技はそこまでうまくない」ともっぱらだった。

「また、暴露系YouTuberの“ガーシー”こと、東谷義和氏(50)は、福士さんとはそこまで付き合いがなく悪感情は抱いていないものの、18年に『女性セブン』(小学館)がスクープしたインフルエンサーの小澤美里さん(31)との熱愛について、美里さんが話題集めにわざと週刊誌にリークした可能性に触れつつも、“忘年会のたった2、3時間で仲良くなって交際を始めた”という話をしていて、ちょっと女性関係にだらしない部分があるな、とファンが再認識して好感度が落ちてしまった部分もある。

 もちろん海外ドラマなので向こうでは関係ないですが、日本の視聴層にはある程度影響するかもしれないですね」(前同)

 シーズン1では山下演じる科学者アキは、第1話でいきなり殺害されてしまうも、その後真相解明につながる過去のドラマで尺もたっぷりに活躍していた。福士も続けるといいのだが……。

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